[winxp] セットアップ |
Windows 2000/XP セットアップで、CD-ROM からのファイルコピー時にコピーに失敗する場合、次のような理由が考えられます。
- メモリー不良
メモリーのハードウェア的な不良や接触不良、オーバークロックによるメモリーアクセスの失敗などが原因になることがあります。オーバークロックをしていない場合、メモリーモジュールが 1 枚だけ装着されている状態でセットアップを再実行してください。
また、memtest86 などのメモリーテストツールでテストすることも強くお勧めします。
- CD-ROM 媒体不良
CD-ROM 表面に傷や汚れがある場合、コピーに失敗することがあります。傷がないことを目視で確認し、汚れがあれば乾いた柔らかい布で CD-ROM 記録面をクリーニングしてください。
- ドライブの不良
CD-ROM ドライブ自体の不良が原因になることもあるため、Windows98/Me 起動ディスクで起動し、Windows 2000/XP CD-ROM の i386 フォルダをハードディスクにコピーしてからセットアップすることもお試しください。
- PC の日付
PC の BIOS 設定で、ありえない日付が設定されていると、セットアップの初期段階でエラーが発生することがあります。
- ウィルス
ウィルスに感染している場合、セットアップが正しく実行でない場合があります。(マスターブートレコードやブートセクターに存在するウィルスは、フォーマットしても消えません。)
Windows 2000/XP を、ハードディスクをフォーマットしてクリーンインストールしたい場合、次の手順に従ってください。
- Windows CD-ROM で PC を起動します。
CD-ROM から起動できない場合は、セットアップ起動ディスクを使って起動します。
- セットアップ最初の画面で、Enter を押してセットアップを開始します。
- 画面の指示に従い、セットアップ先ドライブをフォーマットします。
既存の Windows を XP にアップグレードしようとすると、EnterNet 300 のアンインストールを要求されることがあります。
EnterNet 300 とは、NTT 東西会社が提供するフレッツ ADSL 接続ツールであり、XP と互換性がないため、フレッツ接続ツールをアンインストールしてから XP をセットアップしてください。
なお、XP でフレッツ ADSL をお使いになる場合、フレッツ接続ツールは不要です。XP 標準の PPPoE で接続することができます。
関連リンク
Windows XP は、メモリーが最低でも 64MB ないとセットアップを継続できません。
ただし、パフォーマンスを無視してでも 32MB しかメモリーのない PC にセットアップしたい場合、次の手順を実行します。
- Windows XP をセットアップしたい PC に Windows9x/Me/2000 をセットアップします。
- C:\temp などの一時フォルダを作成します。
- Windows XP CD-ROM をセットし、CD-ROM の i386 フォルダから txtsetup.sif および dosnet.inf ファイルを C:\temp などにコピーします。
- txtsetup.sif の RequiredMemory = 67108864 を RequiredMemory = 33030144 に書き換えます。
- dosnet.inf の MinimumMemory = 67108864 を MinimumMemory = 33030144 に書き換えます。
- コマンドプロンプトから次のコマンドを実行します。
C:\>X:\i386\winnt32 /m:C:\temp
(X は CD-ROM のドライブレター)
アクティベーション (認証) が必要な Windows XP の場合、ハードディスクをフォーマットして再インストールする場合、再度認証を実行する必要があります。(同一ハードウェアへの再導入なら、問題無く再認証されます。)
いちいち再認証したくない場合、次のような方法を検討するとよいでしょう。
- 初回認証時にインターネット経由で認証を行います。(電話ではダメです。)
- 認証完了後、%Systemroot%\Sytem32 にある wpa.dbl ファイルをバックアップします。
- 再インストール後、バックアップしておいた wpa.dbl を %Systemroot%\Sytem32 にコピーします。
Windows を再セットアップしたり、リカバリーすると、Photo Editor がなくなってしまうことがあります。
Photo Editor は Windows コンポーネントでなく、Microsoft Office の一部なので、MS Office をカスタムインストールし、Office ツールから Photo Editor を追加してください。
すでに MS Office がインストールされている場合は、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除(プログラムの追加と削除)」から Microsoft Office を選択し、「変更」または「追加と削除」ボタンをクリックして Photo Editor を追加できます。
Windows XP Professional (Home Edition は対象外) が初期導入されているメーカー製 PC の多くは、Windows98、Windows NT/2000 などへダウングレードする権利を持っています。
また、一度ダウングレードしても、再度 Windows XP Professional へアップグレードすることも可能です。
XP Professional のダウングレード条項は、マイクロソフトによる XP Professional プロモーションの一環として実施されていますが、ダウングレード権が適用される機種等については、PC メーカーにご確認ください。
Windows 2000 Professional から Windows XP Home Edition へのアップグレードパスは用意されていません。
Windows 2000 Professional 上で Windows XP Home Edition のセットアップを起動しても、OS チェックでセットアップが起動しないように設計されています。
もちろん、Windows 2000 Professional がインストールされていても、別パーティションに Windows XP Home Edition を新規セットアップすることは可能です。
参考リンク
2002/02-05 月限定で、Home Edition から Professional へのアップグレードが可能です。
ただし、セットアップの注意をよく読まないと、アップグレードに伴ってデータが消失する可能性があるのでご注意ください。
参考リンク
Thanks to ぺんたさん、Hiro さん、Noppi さん
Windows XP をインストールして出荷された PC で、以下の操作を行った場合、All Users プロファイルや、Default User プロファイルに格納されたデータが消失することがあります。(JP312368)
- XP 起動中に XP CD-ROM をセットし、オートランした画面で XP セットアップを実行
- XP CD-ROM で起動し、[セットアップ実行(Enter)]−[修復(R)] を選択
- Home Edition を Professional にアップグレード
この現象は %Systemroot%\System32 フォルダに Undo_guimode.txt が存在する場合に発生します。事故を未然に防ぐために、Undo_guimode.txt を削除しておくことをお勧めします。
Windows98/Me から Windows XP へアップグレードしようとすると、「製品カタログが削除できませんでした」「Setup の署名が無効です。エラーコードは fffffdf0 です」などのエラーが表示され、セットアップが継続できない場合があります。
何らかの理由で、セットアップカタログファイルが削除されなかった場合にこのエラーが発生するため、以下の手順で %WinDir% \System32 \Catroot2 フォルダを削除してください。(JP307153)
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から %windir\%system32\catroot2 を実行します。
- 開いたフォルダにあるファイルを全て削除します。
- Windows XP セットアップを再実行します。
2002/5/30 以降に Windows XP をセットアップすると、GUI セットアップ初期フェーズで、以下のメッセージが表示され、セットアップを継続することができないことがあります。(以下のメッセージは日本語版で発生した場合です。)
致命的なエラー
エラーが発生したため、セットアップを続行できません。
製品カタログをインストールできませんでした。これは致命的なエラーです。
セットアップ ログ ファイルには詳細情報が含まれています。
セットアップログファイルを参照するにはOKをクリックしてください。
OK をクリックすると、以下のセットアップログが表示されます。
エラー (システムファイルの同期のタイムアウト エラーコード 800b0101) が発生しました。
コンピューターが正しい日付と時刻を使っていることを確認してセットアップをもう一度実行して下さい。
これはシステムスタートアップの間、BIOS にアクセスすることによってなされることがあります。
MSDN で提供されている Windows XP Professional (ドイツ語) ボリュームライセンス版および、Windows XP Home Edition (韓国語) に含まれる、不正な NT5INF.CAT セキュリティカタログファイルが原因でこの現象が発生することが確認されています。
また、一部のクラックされた XP でも、同じ現象が発生する場合があります。
該当するバージョンをお使いの方は、MSDN ダウンロードサイトから、修正された CD-ROM イメージをダウンロードするか、次回のサブスクリプション配布に含まれる修正版を待ってください。
Windows XP 製品版 CD-ROM を使用してこの現象が発生した場合、直ちにマイクロソフトへ連絡してください。
参考リンク
何らかの理由でシステムが破壊され、「前回正常起動時の構成」や、「システムの復元 (XP のみ)」でも Windows 2000/XP が起動しない場合や、Windows コンポーネントの一部が正しく動作しなくなった場合、次の手順で in-place upgrade を行うと回復できる場合があります。
- Windows CD-ROM もしくはセットアップ起動ディスクで PC を起動します。
- Windows セットアップ最初の画面で「セットアップを開始 (Enter)」を選択します。
- ライセンス契約に合意 (F8) します。
- 選択した Windows を修復 (R) を選択します。
- 画面の指示に従い、セットアップを完了します。
XP で in-place upgrade を実行した場合、再度アクティベーションを求められることがあります。(Q302740)
in-place upgrade を行った場合、変更される項目と変更されない項目は以下の通りです。
- 変更されるもの
- サービスパックや HotFix は削除されます。
- システムレジストリは初期化されます。
- システムの NTFS アクセス権は初期化されます。
- HAL や PnP デバイスは再認識されます。
- 変更されないもの
- パスワードは変更されません。
- インストール済み Windows コンポーネントは削除されません。
- インストール済みアプリケーションは変更されません。
関連 FAQ
できます。
Windows XP アップグレード版 CD-ROM でセットアップを開始すると、途中で前提 OS のメディアを要求されるので、要求されたメディアをセットしてアップグレード資格証明を受けて下さい。
セットアップ中に要求される物は次のいずれかの製品 CD です (アップグレード版でも OK です)。セットアップ開始前に準備しておいて下さい。
(リカバリー CD しか付属しない PC の場合は、アップグレード版で新規セットアップすることができません。前提製品がセットアップされた状態から、別ドライブにに新規セットアップすることを検討してください。この場合、XP セットアップ後に前提製品を消去する必要があります。)
- Windows XP Professional の場合
- Windows NT Workstation 4.0
- Windows 2000 Professional
- Windows XP Home Edition
- Windows 98/98SE
- Windows Me
- Windows XP Home Edition の場合
- Windows 98/98SE
- Windows Me
Windows XP OEM 版は、アップグレードインストールをサポートせず、XP CD-ROM に含まれるアップグレードアドバイザも実行できないように制限されています。
どうしてもアップグレードインストールもしくはアップグレードアドバイザの実行を行いたい場合、次の手順を実行してください。
- Windows98/Me を起動します。
- XP CD-ROM の i386 フォルダをハードディスクにコピーします。
(例:Q:i386 を D:i386 にコピーします。)
- XP CD-ROM のルートフォルダにある setup.exe を 2. でコピーした i386 フォルダの親フォルダにコピーします。
(例:Q:\setup.exe を D:\setup.exe としてコピーします。)
- 2. でコピーした i386 フォルダにある Setupp.ini ファイルの読み取り専用属性を解除してメモ帳で開きます。
- Pid= の右辺を 82503OEM などに書き換えて保存します。
- 3. でコピーした Setup.exe を起動します。
注:OEM 版は、同時に購入したハードウェアと共にのみ使用可能なライセンスが適用されます。
Windows XP セットアップ時に有効なファンクションキーは次の通りです。
Press F6 key to install third party SCSI drivers が表示された時 |
F5 | HAL の選択 |
F6 | ディスクドライバの選択/追加導入 |
F7 | ACPI モードでセットアップを実行しない |
Press F2 key to ASR.... が表示された時 |
F2 | ASR (自動システムリカバリ) の実行 |
「Windows XP セットアップ」が表示された時 |
F10 | 回復コンソールの起動 |
GUI モードセットアップ実行時 |
Shift+F10 | コマンドプロンプトの起動 |
Shift+F11 | 詳細なセットアップウィザードの実行 |
Windows 2000/XP のセットアップ中に、ファイルを置きかえるなどの目的でコマンドプロンプトを開きたい場合があります。
セットアップ実行中にコマンドプロンプトを開くには、Shift+F10 キーを押してください。(Q242380)
Windows XP では、コンピュータ名と同名のユーザーを作成できないよう制限されています。
セットアップ中にコンピュータ名をつける場合、使用したいユーザー名を使わないようご注意ください。どうしてもコンピュータ名とユーザー名をそろえたい場合、セットアップ時に本来とは違うコンピュータ名をつけておき、セットアップ完了後に以下の手順で変更してください。
- 「スタート」をクリックし、[マイコンピュータ] を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- [コンピュータ名] タブをクリックし、「変更」ボタンをクリックします。
- 新しいコンピュータ名を記入し、「OK」をクリックします。
- Windows を再起動します。
また、セットアップでコンピュータ名として Administrator (Professional) や Owner (Home Edition) などの組み込みユーザー名を指定すると、XP の初回起動時に長い時間がかかる障害が発生します。(JP436082)
Windows 2000/XP SP のリリースノートにも書いてありますが、SP 適用済み Windows セットアップイメージは次の手順で作成できます。
- Windows CD-ROM の i386 フォルダをハードディスクにコピーします。
(ここでは D:\wincd フォルダにコピーしたと仮定します。D:\wincd\i386 フォルダが出来上がります。)
- マイクロソフトのサイトからサービスパックの「ネットワークインストール」または「全ファイルインストール」を D:\SP フォルダにダウンロードします。
- [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ] から「コマンドプロンプト」を開き、次のコマンドを実行します。
C:\>D:
D:\>cd SP
D:\SP1>SP.exe -s:D:\wincd
出来上がった D:\Wincd\i386 は、Windows 2000/XP CD-ROM の i386 フォルダと同じように使うことができます。
Windows 2000/XP の Service Pack は、Windows 2000/XP CD-ROM 自体に SP を適用することができます。こうして作成された CD-ROM からセットアップを行うこと、SP が適用された Windows を新規インストールできます。
Windows CD-ROM イメージに対して、単純に SP を適用しただけの CD-ROM では起動できないため、セットアップ起動ディスクや DOS 起動ディスクで起動してセットアップを開始することになります。しかし、以下の手順に従って CD-ROM を作成すると、オリジナル CD-ROM と同様、CD-ROM ブートして Windows をセットアップできます。
- 前提となるファイル/フォルダの配置
ファイルおよびフォルダ | この説明での例 | 備考 |
CD-ROM ドライブ | Q: | |
Service Pack ファイル | D:\download\sp.exe | sp.exe は xpsp1_ja_x86.exe、w2ksp3.exe など |
Windows CD-ROM コピー先 | D:\wincd | 700MB 程度の空き容量が必要 |
作業フォルダ | E:\tmp | 700MB 程度の空き容量が必要 |
- 前提ソフトウェアの入手
ブートファイルを抜き出すために bbie.exe、ISO イメージを作成するために cdrecord パッケージ (cdrtools-1.11a12-win32-bin.zip など) をそれぞれダウンロードし、作業フォルダに展開します。
必要になるのは bbie.exe、mkisofs.exe、cygwin1.dll の 3 ファイルのみです。
- ISO ファイルの作成
次の手順を実行し、ISO ファイルを作成します。
- Windows CD-ROM を CD-ROM ドライブにセットします。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から cmd を起動します。
- 以下のコマンドを実行します。
C:\Documents and Settings\user>E:
E:\>cd TMP
E:\TMP>md D:\wincd
E:\TMP>xcopy Q:\ D:\wincd /E
E:\TMP>D:\download\sp.exe -s:D:\wincd
E:\TMP>bbie Q:
E:\TMP>copy image1.bin D:\wincd
E:\TMP>mkisofs -b image1.bin -no-emul-boot -J -N -o sp.iso D:\wincd
- CD-ROM の作成
任意の CD-R ライティングソフトウェアを起動し、E:\TMP\sp.iso ファイルを ISO 形式のファイルとして焼きます。
ISO ファイルから CD-ROM を焼く方法は、お持ちのソフトウェアのヘルプを参照してください。
一部のマザーボードで、XP SP1 適用済み CD でセットアップを実行すると「USBEHCI.SY_ をコピーできません」というエラーが発生することがあります。上の手順で mkisofs を実行する前に、D:\wincd\i386\ フォルダにある usbehci.sy_ ファイルの名前を USBEHCI.SY_ へ変更 (大文字に変更) することで問題を回避できます。
Windows XP には Windows NT/2000 のように、CD-ROM からセットアップ用の起動ディスクを作る方法はありません。
Windows XP セットアップ起動ディスクは、マイクロソフトのサイトからダウンロードしてください。
次のように Windows9x 起動ディスクで起動して、Windows XP CD-ROM の i386 フォルダにある winnt.exe を実行することでも、セットアップを開始することができます。
- Windows98/Me を起動します。
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「アプリケーションの追加と削除」を起動します。
- [起動ディスク] タブをクリックし、「ディスクの作成」ボタンをクリックします。
- 指示に従いフロッピーディスクをセットします。
- ディスクの作成が完了したら、[スタート]−[ファイル名を指定して実行] から command を起動します。
- 次のコマンドを実行します。
C:\WINDOWS>del a:\fdisk.exe
C:\WINDOWS>copy %windir%\command\smartdrv.exe a:\
- 作成した起動ディスクで XP をセットアップする PC を起動します。
- 起動後、次のコマンドを実行します。
A:\>smartdrv
A:\>x:\i386\winnt
関連リンク
Windows XP には、Windows9x/Me、NT4.0/2000 から Windows の設定やファイルなどを移行するための「ファイルを設定転送ウィザード」が付属します。
このツールは次のように使います。
古い PC で
- Windows XP CD-ROM を挿入し、自動起動するメニューから「追加のタスクの実行」をクリックします。
- 次の画面で「ファイルと設定の転送」をクリックします。
- ウィザードが起動するので、移行したいものを選択して「次へ」をクリックします。
- 設定やファイルが収集されます。
新しい PC (Windows XP) で
- [スタート]−[プログラム一覧]−[アクセサリ]−[システムツール] から「ファイルと設定の転送ウィザード」を起動します。
- ウィザードが起動するので「次へ」をクリックします。
- 「新しいコンピュータ」にチェックされていることを確認して「次へ」をクリックします。
- Windows XP CD がありますか?で「はい」にチェックされていることを確認して「次へ」をクリックします。
- 古い PC で行う作業が指示されるので、作業完了後「次へ」をクリックします。
- 古い PC からの情報をフロッピーから受け取るかネットワークや MO から受け取るか選択して「次へ」をクリックします。
- ファイルと設定が移行されます。
Windows 2000 Professional と違い、プログラムの追加と削除から「アクセサリ」などはアンインストールできます。
ところが、Windows Messenger など一部の Windows コンポーネントはアンインストールオプションがありません。
コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から Windows Messenger などを削除したい場合、従来通り Sysoc.inf を変更する必要があります。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から %windir%\inf\sysoc.inf を実行します。
- msmsgs= 行の hide を削除します。
- 変更を保管してメモ帳を閉じます。
Windows Messenger を削除するだけなら、以下の手順を実行してください。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
- 名前に RunDll32 advpack.dll,LaunchINFSection %windir%\INF\msmsgs.inf,BLC.Remove を記入して「OK」をクリックします。
Windows Messenger を再インストールするには、以下の手順を実行してください。
- Internet Explorer を起動し、.NET Messenger サービスホームページに接続します。
- Messenger XP 版をダウンロードしてインストールします。
Windows 2000 + IE5.5 SP2 を Windows XP にアップグレードすると、Outlook Express が 6 にアップグレードされないことがあります。
これは XP の障害として認識されています(J069968)
Outlook Express 6 をインストールするには、以下の手順を実行してください。
- 管理者ユーザーで Windows にログオンします。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \SOFTWARE \Microsoft \Active Setup \Installed Components \{44BBA840-CC51-11CF-AAFA-00AA00B6015C} を展開します。
- 右側の IsInstalled をダブルクリックし、データに 0 を記入して「OK」をクリックします。
- IE6 をダウンロードし、Outlook Express 6 をインストールします。
Thanks to Fushitani さん。
すでにインストールされて稼動中の Windows 2000/XP を、ハードウェアの更新などで別の PC に移し変えたい場合、マイクロソフトから公開されている技術情報「Windows 2000 のインストールを異なるハードウェアに移動する方法 (JP249694)」を参照してください。
Windows が導入されているハードディスクを新しい PC に接続しただけでは、Windows が正常に稼動する保証はありませんが、チップセットや周辺機器が変わらなければ、そのまま稼動するケースもありえます。
また、つなぎ替えただけでは Windows が正しく動作しないケースでも、in-place upgrade を行うことで移行できる場合があります。
Windows 2000 は、NT4.0 で作成したミラーセットやストライプセット (ftdisk) をサポートしていましたが、Windows XP は NT4.0 の ftdisk をサポートしません。
ftdisk を利用している Windows NT4.0 を Windows XP にアップグレードする場合、データをすべてバックアップして ftdisk セットを解除してください。ftdisk を引き継いだ Windows 2000 を Windows XP にアップグレードする場合、事前にダイナミックディスクにアップグレードしてください。
Windows98/Me からアップグレードした場合に限り、「アプリケーションの追加と削除」から Windows XP をアンインストールすることができます。
Windows NT4.0/2000 からアップグレードした場合は、アンインストールオプションがありません。
Windows98/Me から XP にアップグレードした場合、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から XP をアンインストールできますが、XP が正常に起動しない場合は、次の手順で XP をアンインストールすることができます。
- PC を起動し、白い横棒が右に伸びる画面で F8 キーを押します。
- メニューから「セーフモードとコマンドプロンプト」を選択します。
- Administrator でログオンします。
- 次のコマンドを実行します。
cd \windows\system32
osuninst
デュアルブート構成から Windows XP だけを削除したい場合、以下の手順を実行してください。
- Windows9x/Me とデュアルブートしている場合
- Windows9x の起動ディスクで起動します。
(Windows98 の起動ディスクで起動した場合は、起動後ディスク1に差し替えて下さい。)
- コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
A:\>SYS C:
(Windows XP 導入ドライブに関係なく C です。)
- Windows9x を起動します。
- 以下のファイルやフォルダを削除します。
- C:\ にある NTLDR、NTDETECT.COM、BOOT.INI、もしあれば NTBOOTDD.SYS
- XP の Windows フォルダ、ドライブのルートにある Pagefile.sys、もしあれば Hiberfil.sys
- Windows 2000 とデュアルブートしている場合
- Windows 2000 を起動します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から attrib -s -h -r c:\boot.ini を実行します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から c:\boot.ini を実行します。
- Windows XP という文字列を含む行を削除し、Default= で、Windows 2000 の ARC 名が指定されていることを確認します。
たとえば、multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS = "Microsoft Windows 2000 Professional" となっていれば、Default = multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS となっている必要があります。
- 以下のファイルやフォルダを削除します。
- XP の Windows フォルダ
- XP の Pagefile.sys、もしあれば Hiberfil.sys
- Windows 2000 の修復プロセスを実行します。(NTLDR や ntdetect.com を Windows 2000 バージョンに戻すことができます。)
Windows9x と 2000、XP をトリプルブートしている場合は、Windows 2000 とデュアルブートしている場合の手順で削除できます。
ASUS CUSL2 など Intel 815 系チップセット搭載 PC で、Windows XP セットアップ時にハングすることがあります。
この現象は、USB キーボード/マウスが装着されている場合に発生することがあるため、一時的に PS/2 キーボード/マウスを装着するか、BIOS で Legacy USB Support を Disable してください。(Q282195)
AOpen AX4T (Intel850) マザーを使った PC に Windows XP をセットアップすると、セットアップの特定個所でハングしてしまうことがあります。
この場合 XP 対応 BIOS にアップグレードしてから、セットアップを再度実行してください。
関連リンク
Intel 815 など 81x チップセットのグラフィック機能を使用している PC に、デジタル接続の液晶モニターを接続している場合、Windows 2000、XP セットアップの GUI モードセットアップで画面がブラックアウトし、セットアップが継続できないことがあります。
これは Windows 2000/XP に含まれる Intel81x ビデオドライバの障害なので、次の方法で回避してください。
方法1:アナログモニターがある場合
デジタル接続のモニターを切り離し、アナログモニターに繋ぎ替えます。
方法2:アナログモニターがない場合
- Windows9x/Me や、Windows9x 起動ディスクで PC を起動してセットアップを開始します。
- 最初の再起動時 (DOS で winnt を実行した場合は 2 回目の再起動時) に Windows9x/Me 起動ディスクで起動します。
- 以下のように、Edit で C:\txtsetup.sif ファイルを開きます。
A:\>attrib -r txtsetup.sif
A:\>edit c:\txtsetup.sif
- I81 を含む行 (I81xnt5.sys など) を削除してファイルを保管します。
(ヒント:F10 キーを押すと、edit のメニューにアクセスできます。)
- 起動ディスクを抜き、Ctrl+Alt+Del で PC を再起動します。
- Windows のセットアップが再開されます。
いずれの場合も、セットアップ完了後、メーカーや Intel のサイトから入手した Intel 81x ビデオデバイスドライバを適用してください。
Windows98/Me から XP にアップグレードを行う場合、特定の条件に一致するとユーザーデータが消失することがあります。
Windows98/Me から XP へアップグレードする場合、以下の対策を検討してください。
- Windows XP をクリーンインストールする
- マイクロソフトの技術文書 JP312942 を参照し、条件に該当するかどうか確認してからアップグレードする
コントロールパネルの [システム] で表示される使用者名や使用者組織名はレジストリに記録されているので、以下の作業で書き替えることができます。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から REGEDIT を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion を開きます。
(Windows NT/2000/XP の場合は HKEY_LOCAL_MACHINE \Software\ Microsoft \Windows NT \CurrentVersion です。)
- 右側の RegisteredOwner に使用者名、RegisteredOrganization に使用者組織が記録されているので、RegisteredOwner などをダブルクリックして値を書き替えます。
- レジストリエディタを終了します。
以下のスクリプトをダウンロードし、ダブルクリックすることで、この作業を自動化できます。
他の Windows が起動している状態からセットアップを開始したり、無人セットアップを実行した場合など、Windows 2000/XP のセットアップ方法によっては、%Systemroot%\System32 フォルダにある $winnt$.inf ファイルにプロダクトキーが格納されます。
この場合、プロダクトキーは、以下の手順で確認することができます。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
- 名前に %Systemroot%\System32\$winnt$.inf を記入して「OK」をクリックします。
- [userdata] セクションの ProductKey を参照します。
$winnt$.inf ファイルの存在がセキュリティ上問題とされる場合、このファイルの削除を検討してください。
できます。
Windows9x/Me をセットアップした後で、Windows NT (NT4.0/2000/XP) をセットアップすると、NTLDR によって自動的に両 OS を選択起動できる画面が表示されるようになります。
注意点として、Windows9x/Me をセットアップする時に、最低限 C ドライブは FAT16 でフォーマットする必要があります。(NT4.0 でなく Windows 2000/XP と共に使う場合は FAT32 でもかまいません)
Windows NT/2000/XP がセットアップされているところに Windows9x/Me をセットアップして起動選択画面が出なくなった場合は、 Windows NT/2000/XP のシステム修復プロセスを実行すると、正常に選択起動できるようになります。
(このため、あとから Windows9x をセットアップする場合は、NT で rdisk -s を実行して修復ディスクを更新しておくことをお勧めします。)
Windows9x/Me と Windows NT/2000/XP を NTLDR でデュアルブート構成をしていて、Windows NT/2000/XP の削除をしたい場合、SYS C: コマンドを実行することで Windows9x/Me 単独の起動構成に戻すことができます。
ところが、Windows Me の SYS コマンドを実行すると、次のエラーが表示されブートセクターを回復することができません。
ドライブ C の規定の場所に、システムファイルが見つかりません。
インストール済みの Windows を修復するため、システムは
ドライブ C でのみ使用されます。Windows SETUP を使って、
ドライブ C をブート可能にしてください。
Windows Me と Windows NT/2000/XP のデュアルブートを解消して Windows Me 単独起動にしたい場合、次の手順を実行してください。
- Windows9x の起動ディスクで起動します。
- SYS C: コマンドを実行します。
- Windows Me の起動ディスクで起動します。
- SYS C: コマンドを実行します。
(Thanks to Odaikansama)
Windows 2000/XP セットアップ時に、FAT か NTFS か選択できますが、FAT を選択した場合、FAT16 にするか FAT32 にするか選択することができません。
対象のドライブのサイズが 2GB 以下の場合は FAT16、2GB を超える場合は FAT32 でフォーマットされます。
Windows9x/Me を Windows 2000/XP にアップグレード中、最初の再起動で NTLDR is missing と表示され、PC が起動しなくなることがあります。
これは、ブートレコードの BIOS Parameter Block (BPB) に不正な値が記録されている場合に発生するので、次の手順で回復してください。(Q255220)
- アップグレード元の Windows9x/Me 起動ディスクで起動します。
- 以下のコマンドを実行します。
A:\>sys c:
- Windows9x/Me が起動するので、アップグレードを再実行します。
Windows 9x/Me と Windows 2000/XP を同じドライブにセットアップ自体はできますが、本来は想定されていない Program Files フォルダの共用を行なうため、結果は不定です。例えば、Internet Explorer や Windows Media Player が後から導入した OS のものに書きかえられます。
このため、できるだけ別ドライブに導入することをお勧めします。
1 台の PC に複数の Windows をインストールする方法については、「Windows デュアルブートの基礎知識」を参照してください。
(以下は概要です。)
Windows 2000 などの NT 系 OS は、ブートローダーである NTLDR が複数 OS のブートをサポートしています。ブートメニューは C:\Boot.ini ファイルによって制御され、NT 系 OS は ARC 名を記述することで複数バージョンを切り替えてブート可能です。(ただし、NTFS ドライブがある環境で、NT4.0 とデュアルブートするためには、あらかじめ NT4.0 SP4 以降を適用して NTFS5 に対応させておく必要があります。)
NT 系以外の OS は、パーティションブートレコード (ブートセクター) をファイル化したものを用意し、これに制御を渡すことでブート可能になります。
Windows9x や DOS、OS/2 などが導入された環境に Windows 2000 を導入すると、これらの OS が使用していたブートセクターは C:\bootsect.dos というファイルにコピーされ、boot.ini で C:\ という表記でコントロールされるようになります。
さらに詳細な情報を入手したい場合は、以下のサイトが参考になるでしょう。
また、NTLDR でなく、マスターブートレコード (MBR) の起動プログラムを書き換えることで、別ドライブに導入された OS を切り替える手法もあり、市販製品では System Commander や Partition Magic などが有名です。
(多くの Linux ディストリビューションに付属する LILO もこのタイプです。)
Windows9x は io.sys、msdos.sys などのブートファイルセットを複数用意し、お互いに退避させることで複数起動させることができます。
このためのユーティリティ (WinBoot) がマイクロソフトの多国語サポートのページから入手可能です。
これを使うことによって、別言語版の Windows9x を切り替えて起動するなどの操作が可能になります。
Windows XP は NT なので、Windows NT/2000 と同様に考えることができます。
デュアルブートについても Windows 2000 と同じと考えて OK です。
より詳細な資料は、マイクロソフトがリリースしている技術文書「Multibooting with Windows 2000 and Windows XP」を参照してください。
NTLDR を使って Windows 2000 と Windows XP をデュアルブートしている場合、Windows 2000 で休止状態が正常に動作しないことがあります。
休止状態は NTLDR に依存するため、XP の NTLDR では Windows 2000 の休止状態はサポートされません。
参考:Windows 2000 の NTLDR では Windows XP は起動しません。JP283433
Windows9x/Me と Windows 2000/XP をデュアルブートで運用し、Windows 2000/XP で問題がないことを確認後 Windows9x/Me を削除したい場合、次の手順にしたがって、デュアルブートの Windows9x/Me を削除することができます。
- Windows9x/Me を起動し、Windows9x/Me でしか使わないアプリケーションをアンインストールします。
- Windows 2000/XP を起動し、Windows9x/Me の導入フォルダ (C:\Windows など) を削除します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から attrib -s -h -r C:\boot.ini を実行します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から C:\boot.ini を実行します。
- 「C:\="Microsoft Windows"」を含む行を削除します。
- 変更を保管してメモ帳を閉じます。
- (オプション) C ドライブのルートフォルダにある config.sys、autoexec.bat、io.sys、msdos.sys、command.com、bootsect.dos を削除します。
NTLDR の起動選択で Linux も起動できるようにするには、次の手順を参考にしてください。
- Windows 2000/XP をインストールします。
- Linux をインストールします。(LILO を MBR に書いてください。ブートディスクは必ず作成してください。)
- Linux を起動し、root でログインします。(LILO でうまくブートできない場合は、ブートディスクでブートしてください。)
- vi や mule などで /etc/lilo.conf ファイルを開きます。
- boot=/dev/hda などと書かれた行を boot=/dev/hda5 などと書き換えてファイルを保管します。
(Linux のブートパーティションを指定します。例は最初のハードディスクの 5 番目のドライブに boot がある場合です。)
- lilo コマンドを引数を付けずに実行します。(warning が出ても無視します。)
- Linux をシャットダウンします。
- Windows 2000/XP の回復コンソールを起動し、fixmbr コマンドを実行します。もしくは Windows9x 起動ディスクで起動して fdisk /mbr コマンドを実行します。
- Windows 2000/XP を起動し、Administrators 権限でログオンします。
- BootPart をダウンロードして任意のフォルダに解凍します。
- コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行して Linux の起動区画がある番号を確認します。
C:\Bootpart>Bootpart
- 次のようなコマンドを実行して、Linux のブートセクターをファイル化し、Boot.ini にエントリを追加します。
C:\Bootpart>Bootpart 5 C:\bootsect.lnx Linux
再起動すると、NTLDR の起動選択メニューから Linux もブートできるようになっています。
参考:BootPart を使わない場合
- 手順 6. の後次のようなコマンドを使ってブートセクターをファイル化します。
# dd if=/dev/hda5 bs=512 count=1 of=bootsect.lnx
- ブートセクターがファイル化できたら、このファイルを C:\ にコピーし、C:\Boot.ini に次の行を追加します。
C:\bootsect.lnx="Linux"
NT4.0 まで Winnt32.exe は NT でしか使えませんでしたが、Windows 2000 以降の Winnt32.exe は Windows9x からでも使うことができます。
セットアップ開始直後の「Setup is inspecting your computer's hardware configuration」もしくは「セットアッププログラムがコンピュータハードウェアの設定を検査しています」が表示されたタイミングで F5 キーを押しつづけて下さい。(たいていは F5 キーを1回押しただけでは認識されません。)
HAL の選択画面が表れるので、任意の HAL を導入することができます。
(当然ながらハードウェアが対応していない HAL を選択すると、不具合が発生したりシステムが起動しないことがあります。その場合はセットアップ最初から再度実行してください。)
Windows 2000/XP が ACPI で稼動するかどうかは、使用している HAL で決定されます。
Windows 2000、XP セットアップ時に F5 キーを押すことで、(稼動するかどうかは別として) 任意の HAL を指定できますが、セットアップ後に HAL を変更したい場合、以下の手順を実行します。
- 「マイコンピュータ」を右クリックして [管理] をクリックします。(2000)
(XP は [スタート] をクリックしてから [マイコンピュータ] を右クリックして [管理] をクリックします。)
- ツリーから [デバイスマネージャ] をクリックします。
- [コンピュータ] を展開します。
- [標準 PC] もしくは [Advanced Configuration and Power Interface (ACPI) PC] などと書いてある部分をダブルクリックします。
- [ドライバ] タブをクリックし、「ドライバの更新」ボタンをクリックします。
- デバイスドライバのアップグレードウィザードが起動するので、次の手順を実行します。
- Windows 2000 の場合
- ウィザード初期画面で「次へ」をクリックします。
- 「このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する」を選択して「次へ」をクリックします。
- 「このデバイスクラスのハードウェアをすべて表示」にチェックし、変更したい HAL を選択して「次へ」をクリックします。
- Windows XP の場合
- ウィザード初期画面で、「一覧または...」を選択して「次へ」をクリックします。
- 「検索しないで、インストールするドライバを選択する」を選択して「次へ」をクリックします。
- 変更したい HAL を選択して「次へ」をクリックします。
HAL の変更によって、Windows が正常に起動しなくなる可能性もありますので、以下の手順で起動テストを実行してから変更することも検討してください。
ここでは、例として標準 PC としてインストールされた Windows を、ACPI PC で稼動するか確認する手順を示します。
- Windows CD-ROM をセットします。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から cmd を起動します。
- 以下のコマンドを実行します。
C:\>Q:
Q:\>cd i386
Q:\i386>expand halacpi.dl_ %Systemroot%\System32\halacpi.dll
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から attrib -s -h -r c:\boot.ini を実行します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から C:\boot.ini を起動します。
- [operating systems] セクションにある以下のような行をコピーして 2 行に増やします。
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows 2000 Professional" /fastdetect
- 追加した行の最後に /hal=halacpi.dll を追加します。既存の行と区別するため、"Microsoft Windows 2000 Professional" を "Microsoft Windows 2000 Professional (ACPI)" のように書き換えててもよいでしょう。
- 変更を保管して、メモ帳を閉じます。
参考:Hal*.dll とデバイスマネージャに表示されるコンピュータの種類の対応表
ファイル名 | 表示名 |
Hal.dll | 標準 PC |
Halacpi.dll | Advanced Configuration and Power Interface (ACPI) PC |
Halmacpi.dll | ACPI マルチプロセッサ PC |
Halaacpi.dll | ACPI ユニプロセッサ PC |
Halmps.dll | MPS マルチプロセッサ PC |
Halapic.dll | MPS ユニプロセッサ PC |
boot.ini の /kernel オプションを使うと、起動時に別のカーネルファイルを指定することも可能です。
ただし、ntkrnlpa.exe ファイルなどを切りかえられないため、boot.ini でのマルチプロセッサカーネル/シングルプロセッサカーネル切りかえはサポートされません。
Windows 2000/XP はセットアップを開始するときに F5 キーを押して HAL を指定することで、ACPI システムか APM システムか明示指定することができますが、F5 を押すタイミングが難しい場合、セットアップブートディスクでセットアップを開始することで、ACPI のオン/オフを強制することができます。
- セットアップブートディスクを作成します。[2000] [XP]
- ディスク1の txtsetup.sif ファイルをメモ帳でひらきます。
- [ACPIOptions] セクションの ACPIEnable を 0 にすると ACPI オフ、1 にすると ACPI オンを強制できます。(1 に設定する場合、システムで ACPI BIOS が有効になっていることを確認して下さい。)
- このブートディスクセットを使ってセットアップを開始します。
Server 以上はセットアップ時に導入先ドライブを指定可能ですが、Professional で導入先を指定するには次のようにセットアップを開始してください。
- Windows9x や NT4.0 などからセットアップを起動します。
- 「特殊なオプションの設定」画面で「詳細設定」ボタンをクリックします。
- 「Windows インストールの場所」でフォルダ名を設定し、「セットアップ中にインストールパーティションを選ぶ」をチェックします。
(これでセットアップ中の区画設定画面で導入先ドライブを設定可能になります。)
Windows 2000 および Windows XP Professional はマルチプロセッサをサポートしますが、シングル CPU で Windows をセットアップ後に CPU を追加した場合、自動的にマルチプロセッサシステムとして稼動するわけではありません。
シングル CPU システムとマルチプロセッサシステムでは使用する HAL が違うため、マルチプロセッサ用 HAL に変更する必要があります。NT4.0 までは、リソースキットの UPTOMP ユーティリティで HAL をマルチプロセッサ用に変更していましたが、Windows 2000 以降は次の手順で HAL をマルチプロセッサ用に変更することができます。
- 「マイコンピュータ」を右クリックして [管理] をクリックします。
(XP では [スタート] をクリックしてから [マイコンピュータ] を右クリックして [管理] をクリックします。)
- ツリーから [デバイスマネージャ] をクリックします。
- [コンピュータ] を展開します。
- [標準 PC] もしくは [Advanced Configuration and Power Interface (ACPI) PC] などとなっているエントリをダブルクリックします。
- [ドライバ] タブをクリックし、「ドライバの更新」ボタンをクリックします。
- デバイスドライバのアップグレードウィザードで「次へ」をクリックします。
- 「このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する」を選択して「次へ」をクリックします。
- 「このデバイスクラスのハードウェアをすべて表示」にチェックし、最適な MP HAL を選択して「次へ」をクリックします。
(元が「標準 PC」なら MPS Multiprocessor PC、「ACPI PC」なら ACPI Multiprocessor PC を選択するといいでしょう。)
ただし、この方法で Windows セットアップ後に HAL を変更する場合、必ずしも成功するとは限らないので、システムが起動しなくなるケースも想定して作業を行ってください。
参考:Windows9x/Me はマルチプロセッサをサポートしません。マルチプロセッサシステムに Windows9x/Me を導入することは可能ですが、1 つの CPU しか稼動しません。(他の CPU は、ただの熱源になります。)
Product Activation 機能を有効にするために、Activation Server の調整などに時間がかかっていたそうですが、MSDN ダウンロードページにおいて、2001/04/12 から以下のベータ版がダウンロード可能になっています。
- Windows XP Home Edition Beta 2 日本語版
- Windows XP Professional Beta 2 日本語版
- Windows Whistler Server Beta 2 日本語版
2001/10/11 現在、以下のバージョンがダウンロード可能です。(ドイツ語版などは省略しています。)
- Windows XP Home Edition RTM 英語版
- Windows XP Professional RTM 英語版
- Windows XP Home Edition RTM 日本語版
- Windows XP Professional RTM 日本語版
RTM = 製品版です。
Windows.FAQ > WindowsXP.FAQ
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